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EXHIBITION

吉田徹

2024.11.123sat)-12.1(sun)

吉田徹 Solo Exhibition 『ON GOING』

会期:2024年11月23日(土)〜12月1日(日)
時間:11:00〜18:00
定休日:火、水曜日

Profile
吉田 徹 アニメーター、メカニックデザイナー、アニメ演出家。大阪アミューズメントメディア専門学校講師。
一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)会員。
大阪デザイナー専門学校を卒業後、谷口守泰氏に師事。
1970年代に設立された大阪の老舗アニメ制作会社「アニメアール」所属。

1980年代初頭に「太陽の牙ダグラム」で動画デビュー。
「動く」
という、当たり前のように見えて、実は果てしなき修羅の道であるアニメの基本原理をデビュー当時から理解していたと評価されている。
デビューから間もなく「
装甲騎兵ボトムズ」で原画としてメカ作画を担当、当時の周囲の評価と寸分違わぬ、一味も二味も違う画面いっぱいに伸び伸びと演技する作画で評価を不動の物にし、多くの関係者やアニメファン達を大いに魅了した。

吉田 徹が現在も所属する前述の「アニメアール」は、当時殆どのアニメ制作会社が東京に拠点を置いていた時代、大阪という物理的距離に不利な土地柄であったにも関わらず、アニメ業界のフロントラインで数々の偉大な作品を手掛けた会社であり、少なくともその理由の一つが吉田 徹であると言っても過言ではないかもしれない。
また、吉田 徹を語る上で外せないのがやはり「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をはじめとする多くのガンダムシリーズで原画、
メカ作監を担当していることであるのは間違いないが、それだけには留まらずメカをはじめ人物はもちろんのこと、実際には存在しないクリーチャーなどをアニメとしてしっかり動かす事にも定評がある。

「裏世界ピクニック」
に於いてエンドロールのクレジットに絵コンテ、エフェクト作画監督、クリーチャー作画監督とされたことや、数多あるマニアックなアニメから、「進撃の巨人」「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなど、幅広く知られるアニメでも原画や作画監督、メカデザイン、絵コンテ、演出、監督として活躍していることからもその実力を窺い知ることが出来る。
これらの評価は決して大袈裟なものではなく、間違いなく吉田 徹が生粋のアニメーターであるという証拠の一つであり、
ご本人は微塵もそのように思っておられるはずもないが、常日頃から恐ろしい程の数の絵を、まるで呼吸するかのように、気が遠くなる程の長い年月を費やして「絵を描く」という動作に真剣に向き合い、そして「描き続ける」ことを成し遂げ、今、この瞬間も正に描き続けているであろう天才の所業が故の、必然であると確信している。

今回皆様にご紹介させて頂くのは、
吉田 徹がアニメとは別の次元で描き続けている主にペンシルを用いた作品の数々である。
それでさえ恐ろしい程の物量があり、
今回全てをご紹介させて頂くのは不可能であるため、展示出来るのはその膨大な吉田アーカイブのほんの一部ではあるが、断腸の想いと共に厳選した作品となる。
しかし、
アニメファンも、またそうでない方も、既に大人になってしまった人も、そうでない方も、老若男女問わず、確実に「本物」の息吹を今回の展示の作品群から感じることが出来るだろう。
吉田 徹はこれからも何を犠牲にする事もなく、瞬きのように自然に、
そして自由に描き続ける。
これは現代の「アニメーター」
という名前の職業に置き換えた、一人の「サムライ」の生き様なのだ。

Biography

1981年 太陽の牙ダグラム(1981年 – 1983年、動画)
1982年 さすがの猿飛(1982年 – 1984年、原画・動画)
1983年    装甲騎兵ボトムズ1983年 – 1984年、原画・動画)
1984年 機甲界ガリアン(1984年 – 1985年、作画監督)
1985年    超獣機神ダンクーガ(原画)
              蒼き流星SPTレイズナー(1985年 – 1986年、OP原画・メカ作監・原画)
1987年    シティーハンター(原画)
1988年    鎧伝サムライトルーパー(1988年 – 1989年、原画)
1989年    シティーハンター3(原画)
1993年    機動戦士Vガンダム(作画監督)
1994年    機動武闘伝Gガンダム(1994年 – 1995年、作画監督・原画)
               ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(原画)
1996年    るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(1996年 – 1998年、原画)
1997年    勇者王ガオガイガー(1997年 – 1998年、作画監督・メカ作監・原画)
1998年    カウボーイビバップ(1998年 – 1999年、原画)
2001年    サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(2001年 – 2002年、作画監督)
2002年    機動戦士ガンダムSEED(2002年 – 2003年、作画監督・メカ作監)
2003年    鋼の錬金術師(2003年 – 2004年、原画)
2004年    機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2004年 – 2005年、OP原画・作画監督・メカ作監)
2005年    電車男(OP作画)
2006年    ひぐらしのなく頃に(原画)
               ハチミツとクローバーII(原画)
               コードギアス 反逆のルルーシュ(原画)
2007年     鋼鉄神ジーグ(原画)
2011年     遊☆戯☆王ZEXAL(OP原画)
               機動戦士ガンダムAGE(原画)
    2012年     ジョジョの奇妙な冒険(原画)
    2013年     聖闘士星矢Ω(原画)
    2014年     妖怪ウォッチ(設定協力・作画協力・絵コンテ・OP原画・原画)
                    寄生獣 セイの格率(作画監督)
    2016年     機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(原画)
    2017年     牙狼〈GARO〉-VANISHING LINE-(作画監督)
    2020年    DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(2020年 – 、原画)
    2022年    進撃の巨人 The Final Season Part 2(原画)
    2024年    ザ・ファブル(原画・演出)
                   グレンダイザーU(作画監督・原画)

    ※wikiより抜粋

     

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